2008年11月

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靴を作るための道具たち

靴作りは工程が大変多く、それゆえにおおくの機械や道具が必要です。
当店にある道具の一部を紹介したいと思います。 

182.jpg   18式という靴用のミシンです、普通のミシンとはアームが逆で靴専用のミシンです。
古くから、靴のアッパーの縫製にはこの形のミシンが使われてきました。

この写真のミシンは70年か、もしかしたら80年も前のものらしく、当方が中古で入手して数十年、改装前までは現役でがんばってきました。
現在は、店の看板として、ウインドウに鎮座し、靴工房ハンザワのロゴのモチーフにもなっています。

18021.jpg   同じく18式ミシン、店舗が新しくなったのを期に、ミシンも新品に変わりましたが、手になじむにはまだ時間がかかります。慣れないとなかなか使いにくいミシンです。

posuto1.jpg   下からアームが出ているポストミシン、工業用ミシンとして広く使われています。
モーターがコンピュータ制御されていて、すごく静かなミシンで、初心者にも使いやすくなってます。新品で購入すると70~80万円もする高価なものです。

ミシンは精密な機械なので、ほんの少し針の向きが違ったり、糸の通し位置が狂ったりしているだけで、上手くかからなくなります。
固体による癖もあるので、その機械の癖を把握し、調整することも良い仕事をするための必要条件です。

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革漉き機
皮革の切り口などを薄くそぎ落としたり、厚みの調整をする機械です。

ドラム状の刃物が回転しているので、切れ味が鋭く危険なので慣れるまでは細心の注意が必要な機械ですが、靴つくりにはなくてはならないものです。

昔はそういった作業もすべて皮切り包丁で、手作業でおこなっていたそうな。

accyaku21.jpg   圧着機
圧着製法の靴を製造するのに必要な機械で、空気の力で圧力をかけでアッパーと底を接着します。

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バフ
グラインダーのような機械で、サンドペーパーや砥石、ブラシなど色々なアダプターをつけて、底の整形など、色々な作業に使用しています。

自分が思うようなものがなかったため、私が自作しました。
自分の仕事の仕方にあわせて、改造、調整できるのが自作の利点です。

集塵装置もついてますが、ほこりが多く出るため、隔離した部屋となっています。

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オーダーメイド靴 靴工房ハンザワ http://kyoto-hanzawa.com/

ラスト(靴型)

ラスト(靴型、木型とも言う)は靴の基本的なフォルムを決める、重要な道具です。
ラストの寸法や形は、足の寸法や形と比べてみると、結構違っている事がわかると思います。
つま先部分には歩いたときに足が靴に中で前後したときの余裕(捨て寸)があり、足よりも最低10mmほど長く作ってありますし、逆に足幅は足が動かないように、周径で10mm前後、狭く作ってあります。
他にも歩きやすいようにかかとの高さ、トゥの跳ね上がりなど、人間工学に基づいた歩くための機能が盛り込まれているのです。

靴作りは保有している木型の種類によって、対応できる靴のサイズやフォルム、ヒールの高さ等が決まってきます。

現在、当店では合計30種類のラストを保有しています。

一部を紹介しますと、下の写真のように、ヒールの高さ、トゥの形やフォルムが決まっており
たとえば5cmヒール用のラストを7cmにすることは出来ません。 DSCF08291.jpg ヒール高8cmのラスト

DSCF08071.jpg ヒール高5cmのラスト

DSCF08471.jpg ヒール高2cmのラスト

DSCF08051.jpg スクエアトゥのラスト

DSCF08311.jpg 先の尖ったタイプ

紳士靴
DSCF08381.jpg スタンダードなタイプ 小さなサイズから大きなサイズまでそろっています。21,5cm~30,0cm

DSCF08401.jpg スニーカータイプや、ウォーキングシューズに合ったタイプ

DSCF08631.jpg ロングノーズタイプ

 

 

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