手作りの靴作りは工程が大変多く、100以上の工程があるといわれています。
ラストの製作、アッパーの製作、釣り込み作業、底付け作業など、主要な作業は、それぞれに熟練した技術が必要で本来分業制でした。
近年では、市販の靴は大型の機械が導入され、そういった作業も機械がこなしてくれるようになり、熟練の技術が必要なくなりましたが、
手作り靴の場合は昔ながらの技術が必要で、昔なら分業であった作業を一人で行わなければならず、昔よりさらに経験と、熟練が
大事になってきています。
熟練した職人は、仕事が速いにも関わらずキレイな仕事をします。
同じ一足を作るにしても、未熟な人と、熟練した職人では、かかる時間が何倍も違う、と言うことも多々あります。
この数年で靴作りの学校や教室が多く出来てきていますが、学校を出てすぐオーダー靴の注文を受ける、と、
いった事では、実践経験が足りず、速さも質も幅広い対応も望めないはずです。
当店では個人のお客様のオーダー靴をはじめ、少量生産の特殊な靴や、医療関連の義肢装具用靴など、多くの量の靴を、
年間を通して4人で手作りしていますので、職人全員、実践経験が豊富です。
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採寸
まずはご来店いただき、お客様の足の採寸をさせていただきます。
お客様の足の形状や状態を見せていただきます。
いつも同じ箇所が痛くなる、外反母趾などのトラブルがあるなど、
お教えください。 |

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ご相談
どういった靴がご希望であるか、フォルム、デザイン、製法、素材や色などを、
皮革やラストを実際に見ていただき、ご相談しながら決めてゆきます。
(基本的には当店保有のラスト(木型)、皮革、材料を使用します。
ラストの製作、素材の取り寄せも可能ですが、別途料金が必要になる
場合がありますので、あらかじめご了承ください。)

(使用皮革の紹介)
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ラスト(木型)の修正
お客様のご要望にあわせて、ラストの形を選定し、
データーにあわせて、修正してゆきます。
ラストは靴作りにおいて重要な役割があり、以降
修正したラストにあわせて靴の設計、製造を
進めてゆきます。

(当店保有のラスト、紳士靴、十数種類・婦人靴、十数種類の紹介と、
専用ラストの製作例を紹介しています。)
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設計、型紙
お客様のデーターに合わせて修正したラストを元にして
革の伸びや、性質を考慮しながら、型紙を設計してゆきます。
このときの設計がしっかりできていないと、製造しにくく
出来上がりも満足なものにはなりません。
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裁断
革の上に型紙を乗せて、革切り包丁で裁断します。
場所によって、型紙通りに切る場所と、数ミリ残しながら
切る場所を考えながら裁断する必要があります。
靴の部位によって、革の場所をきめる必要もあるため、
慣れが必要です
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手縫い
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みみ折り
裁断の後、革漉き機を使って、裁断面を薄くして折り返し、
裁断面がそのまま出ないようにします。
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縫製
張り合わせた部分をミシンで縫製していきます。
端からほんの1〜2mmのところを、幅をそろえ、
2本のミシンをかけるには熟練が必要です。
革なので、針の後が付くため、やり直しができません。
もちろんフリーハンドなのでキレイに早くかけられる様になるには
時間がかかります。
ミシンに限らず、それぞれの工程で、毎日毎日、単純な作業を繰り返して
行うことで、体に染み込んで行きます。
当然、どれだけ数量をこなしたかに比例して上手になって行きます。
未熟な人間でも丁寧に、じっくり作業すれば、良い仕事ができる、ということでは
決してありません。
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釣り込み
縫製が出来上がったら、ラストに被せて、底面を引っ張りながら
ラストにピッタリ張り付くように引っ張りながら釣り込んでいきます。
シワやダブ付きが出ないよう、特に先とカカト部分は、革という平面の
ものを立体に沿わせていくために、シワをうまく取りながら釣り込んで
いく必要があり、熟練が必要です。
特にコードバンなどの硬く厚みのある革は釣り込みが大変です。
つま先のとがった靴も、難しい釣り込みになります。
釣り込み完成
革の伸びをある程度計算して、きちんと型紙ができていないと、
うまく釣り込みができません。
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仮合わせ
釣り込み完了後、数日置いてラストを取り、仮のカカトをつけて、
仮合わせをします。
ゆるい、きつい、当たる所や違和感がないか?、などをチェックします。
必要に応じて、再度釣り込み直しなど、手直しをします。 |
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底付け
合成ゴム底(圧着式)の場合は、底の素材を靴底の形に合わせて
整形し、釣り込み後の靴の底が付く部分を削って平らにして、
接着剤で張り合わせます。 |
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革底(ハンドソーンウエルテッド製法)の底付け
革底靴には、主にマッケイ式とウエルテッド式と言う製法があります。
マッケイは革底を、靴本体(アッパー)と縫い合わせる方法です。
ウエルテッドは非常に手の込んだ製法で、時間もかかり、
技術も必要です。 |
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仕上げ
中敷や紐をつけて、製造工程で付いた汚れを取り、熱風機や
革用アイロンを使ってシワを伸ばして、靴墨で磨いてゆきます。
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完成 お渡し
お渡し時にもう一度履いていただき、最終チェックをします。
郵送することもできます。 |